玄関を開けるとなんか視線を感じるな~

私の家にはネコが2匹います。黒い子(マロン)とまだらの子(トラ)家ができた当時は階段すら怖がって上がりもしなかったのですが、ある日家の玄関を開けると「なんか誰かに見られているような気がするんだな。」とおもいふと上を見ると。

おいおい、どうやって上った? そこ、吹き抜けだから落っこちたら痛いよ。

ネコは見下ろすのが好きなのですね。うちのお客様のところでも

団体さんで見下ろしています。

そうかと思ったら、

なぜ入る?なぜだか潜り込むことが好きみたいです。

ネコと一緒に暮らす家づくりが得意なのですね

とよく言われます。

多分私も2匹猫を飼っていますし、タマゴグミのお客様も猫や犬を飼っていらっしゃる方が結構います。そしてその様子がホームページやブログに出てきています。
先日なんか、広告代理店の方が猫の特集誌を出すからぜひ広告を出してくれとあり得ない破格な値段で提案してきました。「どうしてタマゴグミをそんなに押すの?」と聞くと、「だって、猫の家の専門家でしょ。」と、、

正直に申します。
いままで、猫のことをしっかりと考えて作った家はありません。私の家ですらそうです。
これで猫好きの方の支持率がぐっと下がったと思います。けど、うそをつきたくないので正直に書きました。

~写真は嘘が嫌いなKさんちのネコ。~

ネコを飼うのはあとからだから

先ほど話した通り、タマゴグミで猫や犬を飼っていらっしゃる方は結構いらっしゃいます。その中で、最初から飼っていたという方は3割程度でしょうか。つまり家ができて数年してからネコを飼う方が7割程度。当然ネコさんの対策なんて全く考えていません。

また、最初から飼っていた方はその子のことを熟知しています。なので私の提案の前に、そのネコのための仕様や希望を出していらっしゃいます。私としてはそのご希望を実現することで家が変にならないように全体のバランスをとることが仕事になります。一つ例をあげましょう。

すべての扉にカギをかけた例

このネコさんは、布を見つけると食べちゃうという癖がありました。

そこで対策をしたのがすべての扉に裏からも表からも施錠できるようにカギをつけたのです。ネコは賢いので引き戸なら簡単に開けます。開き戸でも取っ手をチョンと引っかけて開けてしまいますよね。だから、飼い主さんが家に誰もいないときやお休みになるときは安全な場所に閉じ込めるために扉を開けられなくしたのです。

その他にも玄関横にセンサー付きの猫扉をつけたりとか、洗面所でしか水を飲まないネコのために台を作ったりとか、2階のバルコニーで遊べるようにちょっと高い手すりと作ったりとかちょっとした工夫をしています。

ネコを飼う私たちがやるべき最低限のことはネコの生命を脅かす危険を取り除いてやること。

これは、猫を迎え入れた時期が家を建てる前であろと後であろうと関係なく行うべきことと思います。

ネコを飼い始めた人から困ったことの相談は?

ネコを飼い始めてこれは困ったという大きな問題は今のところありません。

ネコの台を作りたいからとか、爪とぎの板が欲しいからという方はたまにいらっしゃいます。

ペットのにおいについても2匹程度なら問題ありません。自然素材の家だからというわけではなさそうです。匂い対策の一番は「風通しが良い家づくり」そして「きちっとした換気設備」に尽きると思います。

換気設備についてはタマゴグミでは日本住環境のルフロというものを取り入れています。 ルフロ 
第三種換気という昔からある方式にこだわり確実に空気を入れ替えることができているため、匂いがこもらないと考えています。ただし5匹とかになるとちょっと追いつかないこともあります。

タマゴグミでは床を無垢の杉やヒノキの床を採用しているのですが、傷はムチャクチャつきます。柔らかいので爪が引っ掛かりやすく彫れることがあります。いつも猫が走って方向転換する場所にはラグなどを敷いておくとよいでしょう。

夜中に野良猫がやってきたときに出す声はビクッとします。それを防ぐために窓の下に紙を張ったりして見えなくしたという例は聞いたことがあります。まだやったことがありませんが、他の方法としては外のサッシの内側にさらに引き戸をつける手があります。そうすることにより確実に視線を防ぐことができると同時に、断熱性能もグッと上がります。

柱に爪とぎをされて困るとか、トイレがしつけられなくてという例は今のところ聞いていません。ネコは案外「これやったダメだろ」ということを本能で知っているのかもしれません。

ネコと暮らす家 私たちの心がまえ

猫は今を生きる生き物です。

ネコには
「昨日飼い主に理不尽なことで叱られて。あ~今日はなんかやる気でないわ・・」
「最近餌の質が落ちたぞ。景気悪いのか。将来が不安だな~バイトでもするか。」という感情はありません。(と思います)

たとえば狭いアパートのに住んでいるネコが「あ~私不幸やわ。こんな狭いところで来る日も来る日も同じ顔見せられて。。一緒の時に拾われたタマチャンなんて庭付き豪邸なのに。」なんて言うことは考えませんよね。

彼らは、今の環境で一番快適になろうとし続けています。彼らは今がベストなのです。
だからネコはあなたのことを恨むことは決してありません。(多分尊敬することもないと思いますが)
ただ、本によるとストレスは感じるようです。

私が考えるに、まずは飼い主である私たちが快適で過ごすことそして穏やかに暮らすことだと思うのです。私たち飼い主にストレスがあればそれは必ずネコも感じてしまうはずです。
とはいっても、猫を飼うって大変ですよ。夜中は走り回るし、時間を気にせずにウンチをポロリとするし、変な虫をくわえてきたり・・・

それでも許せる。それがネコかもしれません。