8月末の日曜日に住んでいるお宅の見学会を行ないました。予約制で岐阜市内から遠方にもかかわらず多くの方においでいただけました。
見学会のときは様々な相談を受けます。そして、私から質問をして現時点での問題点を引き出すことも多々あります。

「あ~ 家づくりの難しさや他社との比較をして不安にさせるあの方法ね。」と思われる方もいらっしやるでしょう。
そう思われても仕方が無いことを質問することもあるのは事実です。ただ、
家造りは、スタート時点に間取りやデザイン、性能比較よりも大切なことがある。
のは事実です。

KY活動ってご存知ですか?

昔、ゼネコンに勤めていたとき朝礼で必ず「KY活動」を行ないました。KY??kind youとかの略?? 実はこれKiken yochi(危険予知)の略です。
本日の作業に当たり危険な箇所や行為を予想してその危険に対しての対策を考えて、それを言語化して未然に事故を防ぐための活動です。

その中には「脚立作業のときは必ずヘルメットをかぶってあご紐をしよう。」とか出てきます。職人の中には朝っぱらからそんないい子ぶった話は聞きたくない人もいます。けど、実際に90cmの脚立(あなたの家にもあると思います)から落ちて頭を打って亡くなった方もいるのです。
だから、しつこく毎日行います。

気づかないこと、気づいていても面倒なことはどうしても避けて通りたくなるものです。そんなことに気づいたり、思い出したりすることが結構重要なのですね。

気づかないことを

今回は土地を買われた方が家づくりをどの工務店で行なうかを決めるために見学にいらっしゃいました。

いつものごとく、家の説明は早々に切り上げ、現状のことを伺いました。ご家族構成のこと、ローンのこと、将来計画のこと・・・20分ほどお話させてもらったでしょうか、最後に私が言ってしまったのは「その土地に住むこと意外もご検討されては?」ということです。そうです、折角お買いになった土地を手放すことも考えてはという、ひどいことを言ってしまっているのです。
買った土地を手放すということは、金銭的にはマイナスになることです。また、家づくりに前向きで楽しい気持ちになっている方を混乱させることになります。

小さな工務店のおやじが偉そうに言うことじゃないかもしれません。けど、選択肢としてどうしても付け加えて頂きたかったのでお伝えしました。ああ、この方うちにはもう二度と来ないかもしれないな。と思いつつ。

別に立地が悪いとか家が建たない土地とかではありません。色々なお話をしてその内容からお伝えしました。これは私の予想でしかありませんが、ご本人さんたちもどこか引っかかっているところもあったのではと思います。

建築士や工務店の活用法

私たち建築屋は毎日家に関する仕事をしています。そして、年に数十組のお客さまより家づくりの相談を受けます。それだけ関わっていると、私のような鈍感な人間でもお話しを聞けば何となくこんなことが問題かな、こんなことで将来困るのではと解ってきます。

家のことは当然ですが、兄弟家族間のこと、相続のこと・・・家の周りのことも何となく解ってきます。

私たち建築に関係するものが特殊な能力を持っているわけではありません。毎日毎日家づくりに関わることで身についた知識や知恵を沢山持っているだけです。それらを活用しない手はありません。

家の見学会などで建築士や営業と話す機会があったら「こんなこと関係ないかも。」と思わず、何でも話してみてください。

気づかないことに気づいたり、気づかないふりをしていたことを突かれたり(これ、結構多いケースです)

嫌な思いをするかもしれませんが、役に立つこともありますので。

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