最近、家づくりの相談にいらっしゃる方に断熱材のことでよく質問を受けます。

「タマゴグミはどんな断熱材を使っていますか?」「気密は高いですか? 数値はいくつですか?」「どんな断熱材がいいのですか?」そして・・・

「やっぱり窓って開けないほうがいいんでしょ。」

私は、家のご相談にいらっしゃった時に私から家の性能についてお話しすることはほとんどありません。ひどい話ですが先日弊社で建てられたお客様が現場に来て一言「へ~~ タマゴグミって壁の断熱はこれ(セルロースファイバー)だったの。」とおっしゃったほどです。

本来、断熱に使う材料はホームページ等にチョロっと書いておけ十分で求められない限り特段お客様に説明するものではないと考えています。理由は簡単です。お客様を惑わす材料にしか過ぎないからです。

熱って一体なんだ??

夏暑い理由は何でしょう? それは、地球の自転軸が傾いていて夏、太陽が近くなるから。。。ではなく、太陽からの光線をたくさん受けるからなんですね。つまり光を受ける角度がより直角に近づくからです。

じゃあ、何で光線の量が増えると暑くなるんでしょう。そもそも、なんで空気も何もない宇宙空間の向こうの太陽の熱を感じるの?

ここからは、知っている人にはつまらない話ですが知らない人には面白い話です。 実は熱は太陽から電磁波によって運ばれてくるのです。有名なのは赤外線と呼ばれる波ですね。それが固体(水も空気もそうです)に刺激を与えるのです。刺激を受けた物体は熱運動をはじめ、熱を発します。そうです、太陽からの熱はもともと波動なんです。なんかオカルトチックですね。夏は、その波動を直角にビビビと受けるので固体が熱運動を起こしやすく暑くなるのです。

そして熱ですが、熱はもともとは電磁波です。その電磁波で固体が揺らされて熱に変わります。その熱が、放射(波動) 伝導(ものを伝わる) 対流(くるくる上下に回る)で次々と伝わっていくのです。

こんなオカルトチックな話に興味を持った方は、下記をクリックしてください。もうちょっと解りやすく書いてあります。

魔法瓶のような家ってあるの?

その伝わってくるのをとめよう、もしくは室内にとどめようとがんばるのが、断熱材です。

熱のしくみが解るとよい断熱材がみえてくる

断熱材の役目は、熱の移動をとめる事でしたよね。で、熱の伝わり方は、放射・伝導・対流でしたね。 ということよい断熱材は 電磁波をはじき=アルミホイルや鏡みたいなピカッとしたもの 伝導しにくく=固体部分が少ないスカスカなもの、例えば木とか 対流を大きくしない=小さな小さな空気層の連続 であればいいのです。そして結論としてよい断熱材は

ピカッとしていてスカスカのもので出来ていて空気の粒はちっちゃなものがいい。

こんなもんですわ。そこには、製品名も何もありません。もし、工務店や設計事務所で断熱材の説明をされたら「それはピカッとしていてスカスカでちっちゃな粒ですか?」と聞いてみてください。多分「えっ??」と聞きなおされます。。

ここからが大切です。断熱材って何のためのもの?

断熱材って何のためのもの? と尋ねられたらあなたはどう答えますか? 建築のプロじゃないから解らないよ と思いますよね。

簡単に言ってしまえば、断熱は、快適に暮らすためのひとつの要素である。ということです。

しかしこの「快適」という言葉、これが厄介者です。快適って一言で言っても人それぞれ微妙に違うのですね。 例えば夏、暑いのはみんな嫌い、それは解っていますが そよそよとしたが快適な方、キンキンに冷えた部屋が快適な方、暑さに我慢強い方、湿度が高いのがいやな方 また、エネルギーコストが大幅に下がったらうれしく感じる方、それぞれ快適のスタイルが違うのですね。ここが一番大切なんです。あなたと私は快適に感じる状態は違かもしれない。と気づくことが大切なんです。

そして求める快適によって断熱材等が変わるということです。夏でも冬でも窓を開けず全館冷暖房の場合はバシッと熱を止める発砲系断熱材がよいとか、急激な温度変化が苦手な方は、熱をある程度貯められるセルロースファイバーや木質系断熱材とか・・・

建築屋さんが一生懸命断熱について説明して、さらには窓は開けないほうがいいんです。と説明されるのは、その方はそれが快適だと感じているからです。

断熱について建築屋さんにどんなふうに聞いたらいいの?

ひとそれぞれ快適の状態が違うんだということが解ったら、次のステップです。目の前で説明してくれる建築士や工務店の方に「あなたはどんな状態が快適ですか?」と聞けばいいのです。そして、その快適が自分に近いのでしたらその断熱材(断熱方法)は正解かもしれないとわかってきます。

数値やコストや特徴から考えてもなかなか見えなかったことが、見えてきて判断がしやすくなると思いますよ。