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土地を持っていらっしゃる方は、親さんから譲り受ける土地もしくは親さんの敷地内の一部という方と、ご自分で購入された土地 とあると思います。項目にわかるようにそのことを明記します。

将来的な揉め事を予想して可能な限り防ぐ

周りの環境を予想して計画する

家づくりの主導権を握る(家づくり共通事項)

この文書を読んでいただく前にお断りがあります。色々なデリケートな問題にも触れています、気分を害する方もいらっしゃるかもしれませんがご了承ください。

遠い将来の相続のことを今考えよう【親等他人名義の土地に建てる方】

相続とは基本的に親さんが亡くなったときに発生するものです。だから、なかなか言葉にできないものです。また殆どの方が「相続問題なんて、何億と資産持っている人しかおきないよ。小さな土地しか無い私には関係ない。」と思っています。私も住宅屋を始める前はそう思っていました。しかし事実は逆です。お金を沢山持っている方は問題が起きないようい前もって準備しています。また、私が相続の問題を話しだすと「うちは兄弟仲いいから大丈夫。父ちゃんの土地に兄ちゃんが住めよと言ってくれているし。」と仰る方もいます。相続が発生するのは今ではなくあなたが60歳を越した頃からです。私は何度と無くご兄弟間の揉め事をみてきました。

私は一人っ子だから大丈夫、という方もいらっしゃいます。そういう方でも問題が起こることがあります。

将来、兄弟家族がいつまでも笑顔でいられるように、今チョットだけ苦労と嫌な思いをすることをお勧めします。

住宅ローンと土地の関係を知る(親等他人名義の土地に建てる方)

住宅ローンは殆どの場合保証人は取りません。それは金融機関が保証会社をつけていて、いざとなればそこからお金が回収できるからです。(代位弁済といいます)ちなみにその保証料金はあなたがローンを組む際あなたが支払います。また、代位弁済になったからといってあなたのローンは一円も減りません。 チョット話がずれてしまいました。

ただし、そんな住宅ローンでも保証人を取られてしまうことがあります。それが土地の持ち主です。最近は、担保提供者(いざというとき担保にした土地だけ提供して終わり)という立場でOKという場合も増えてきましたが基本は連帯保証人となります。連帯保証人とは借りた人と同じ立場ということです。

よって、親さん等ご自分じゃない立場の人の土地の上に家を建てるときは充分気をつけなくてはいけません。いっそうの事土地の名義を変えるのもひとつの手ですし(贈与税がかかります)担保提供者という条件でのローンしか使わずに土地を分筆しておく(分筆費用がかかります)という方法等色々方法がありますので、建てる前に勉強してよい方法を選択する必要があります。

参考までに、保証人の立場は相続の対象となることも覚えておきましょう。

環境をできる限り予測しましょう

分譲地をすでに買っていらっしゃる方や、周りが田や畑に包まれた土地、古い住宅地の空き地に土地を持っていらっしゃる方などは、周りの環境、特に今後どのように変化していくのかをできる限り想像しましょう。

南側があいていたから南に大きな窓を作ったところ、数年後に南に家が建ってしまい日陰になってしまったということはよくあることです。

そうならないために、周りにどんな家が建ってどんな影響をもたらすかを予想しなくてはいけません。と言っても難しいですよね。

そんなときは、設計事務所や工務店を頼ってください。私たちは家づくりのプロです。周りにどんな家がどのように建つかは大体予想できます。それに基づいて日影図(周りの建物が何時頃にどんな日陰を作るのかシミュレーションする図)などを作成し日の当たり具合を予想したり、目隠がどこに必要かを導き出します。

資金計画が何より最初で最重要です。(家づくりの共通事項)

何を差し置いても資金計画のことをきちっと決めてください。日本はまだ資本主義国です。残念ながらお金が無いと何もできません。

家を建ててもそれで終わりではありません。家は単なる箱です。箱の中で生活を作り育てるのが本来の目的です。家は生活を充実させるひとつの部品でしかありません。その部品に全てのお金をつぎ込んでは本末転倒です。

先日、弊社の大工さんからこんな相談を受けました。「いま僕の知り合いで家づくりを考えている人がいるんだけど、年齢は40半ばで月々のローンが○○円で・・」その数字を聞いた瞬間に将来破綻することが予想できました。

住宅ローンは普通収入(手取りじゃないです)の3分の1の返済額、最終返済年齢80歳までなら貸してくれるのです。あなたは、今の収入が3分の1消えたらどんな生活を想像できますか?

その大工さんに、破綻が予想されるから計画を見直すようにアドバイスしてくださいと伝えました。そのとき、大工さんがひとこと「もし、破綻したらどこか面倒見てくれるの?国?銀行?工務店?」

どこも面倒見てくれません。自己責任といわれて終わりです。誰も教えてくれなかった資金計画やローンを失敗しただけなのに・・・

だから、資金計画とローンの勉強は何につけても最優先です。